内閣改造 2008 8 3
今回の内閣改造は、永田町的には、
模範解答というか、合格点でしょうか。
自民党内の声に配慮し、派閥力学にも配慮し、
政敵にも配慮しつつも、意中の人を採用する。
永田町で、いや自民党で、いかに合格点を取るか、
苦労に苦労を重ねた「内閣改造」だったように見えます。
内閣改造に教科書(マニュアル)というものがあれば、
教科書的に、十分、合格点がつけられるでしょう。
言い換えれば、「玄人受け」する、
つまり、自民党政治家や政治評論家からは、
受けのよい内閣改造のように見えます。
しかし、国民の側から見れば、「?」となるでしょう。
国民にしてみれば、内閣改造の教科書というものは知らないし、
そもそも、そんな教科書を知っていたところで、
国民生活は何も役に立たないでしょう。
閉塞感のある現在の政治状況においては、
「ベテラン」や「無難な人材」よりも、
「型破りな人材」が求められているでしょう。
歴史を振り返れば、
型破りな人間が、時代を変えてきたと言えるでしょう。
つまり、型破りな人間でないと、現状打破は難しいと言えるでしょう。
もちろん、地味な人材でも、
コツコツと努力を重ねて、成果を出すことは可能です。
しかし、衆議院選挙までには、時間がないのです。
タイムリミットがあり、時間を掛けて、仕事をする環境ではないのです。